ジビエ事業について

ジビエ事業について

ジビエ活用と廃校利用大崎市の新たな取り組み

近年、野生イノシシ等有害鳥獣による農作物の被害が続き、農作物が荒らされる他、農道や水田の睡畔が掘り起こされるなど、農村での大きい課題となり、大崎市では、これまで有害鳥獣対策として捕獲対策、侵入防止対策、地域ぐるみの環境対策の3つの柱で推進してきました。

さらに、令和2年度になりイノシシ捕獲数が約700頭まで拡大した状況から、4つ目の対策となるジビエとしての利用ができるよう加工等施設整備を行うことを検討し、市内でのもう一つの課題である廃校の利活用も併せて検討し、イノシシ被害の多い岩出山の旧真山小学校の校舎とグラウンドを利用することとし、東北農政局や宮城県、(一社)日本ジビエ振興協会等の関係機関の協力のもと、イノシシの加工施設としては、東北初となる施設整備を行ってきました。

ジビエ活用と廃校利用
大崎市の新たな取り組み

近年、野生イノシシ等有害鳥獣による農作物の被害が続き、農作物が荒らされる他、農道や水田の睡畔が掘り起こされるなど、農村での大きい課題となり、大崎市では、これまで有害鳥獣対策として捕獲対策、侵入防止対策、地域ぐるみの環境対策の3つの柱で推進してきました。

さらに、令和2年度になりイノシシ捕獲数が約700頭まで拡大した状況から、4つ目の対策となるジビエとしての利用ができるよう加工等施設整備を行うことを検討し、市内でのもう一つの課題である廃校の利活用も併せて検討し、イノシシ被害の多い岩出山の旧真山小学校の校舎とグラウンドを利用することとし、東北農政局や宮城県、(一社)日本ジビエ振興協会等の関係機関の協力のもと、イノシシの加工施設としては、東北初となる施設整備を行ってきました。

野生動物による被害

農作物の被害

シカやイノシシは米や野菜、果物などの農作物を食べ荒らします。被害のせいで意欲を失い、廃業を余儀なくされる農家も増えています。

自然環境の破壊

自然環境破壊でもっとも深刻なのが森林被害です。平成28年度には被害面積が約7000ヘクタール、そのうち8割がシカの食害によるものです。

希少生物の絶滅

シカやイノシシが増え過ぎることで、植物などが食い尽くされ、それを必要とする他の生物が減少し、生態系が深刻なダメージを受けることになります。

解決方法

安全性の確保

ジビエを利用する際に最も重要なことの一つは、その安全性を確保することです。野生動物の肉を食べる際には、食中毒や病気のリスクが懸念されます。そのため、適切な狩猟方法や肉の保管・調理方法などを厳密に守ることが必要です。また、定期的な検査や衛生管理の実施も不可欠です。

肉の安定供給

ジビエ肉の安定供給を確保するためには、狩猟の計画的な実施や適切な管理が不可欠です。狩猟シーズンや狩猟地域、捕獲方法などを適切に調整し、需要に応じて適切な量の肉を供給することが肝要です。また、野生動物の個体数や環境保護にも配慮しながら、持続可能な供給体制を構築する必要があります。

販路確保

販路を確保するためには、地域の飲食店や小売業者との協力やパートナーシップの構築が不可欠です。また、消費者に対してジビエ肉の魅力や利点を適切に伝えることも重要です。地域の特産品としての価値を高め、市場に定着させるためには、PR活動やマーケティング戦略の展開も欠かせません。